「冬に使う羽毛ふとんはある。でも、少し暖かくなってから何を掛ければいいのか分からない」
季節の変わり目になると、このようなご相談が増えてきます。
昨年秋、羽毛ふとんとムートンシーツをご購入いただいたKさまが、再びご来店くださいました。
羽毛ふとんもムートンシーツも心地よくお使いいただいているとのこと。私たちにとって、何よりうれしいご報告です。
今回のご相談は、
「冬の寝具は揃っているけれど、春先から少し暖かくなった時に使えるものがない」
というものでした。
そこで、寝室の環境やお好みを伺いながら、いくつかの寝具をご提案。その中からKさまにお選びいただいたのが、羽毛の肌掛けふとんです。
ただし、中に使われているのは普通の羽毛ではありません。
“羽毛の王様”とも呼ばれるアイダーダウン
今回お選びいただいたのは、アイスランド産のアイダーダウンを使った肌掛けふとんです。アイダーダウンは、野生のアイダーダックが卵を寒さから守るため、自らの胸元から抜いて巣に敷くダウン。鳥たちを保護しながら、巣に残されたダウンを人の手で丁寧に集めます。
アイスランドで採取される量は、年間約3,000kg。世界的にも非常に希少な天然素材です。
アイダーダウンには、細かな鉤状の繊維があり、ダウン同士がしっかりと絡み合います。
一般的な羽毛のようにバラバラになりにくく、写真のように手でひとまとまりにして持ち上げられるほどです。
この強い絡みによって、ダウンの間に空気の層が生まれます。少ない量でもぬくもりを保ちやすく、軽やかな掛け心地を生み出せることが、アイダーダウンの大きな魅力です。
春先に使いやすい肌掛け仕様に
いくら優れた羽毛でも、春先に冬用の厚い羽毛ふとんを掛けると、暑く感じてしまいます。今回はアイダーダウンの特徴を生かしながら、中に入れる量を肌掛け用に調整。さらに、しなやかで軽やかなシルクの生地を使って仕立てています。
「良い羽毛ふとんには、軽いカバーを」
中身だけでなく、側生地やカバーまで含めて考えることで、寝具本来の心地よさを引き出せます。
Kさま、これから少し暖かくなる季節も、眠る時間がますます楽しみになりますね。このたびもありがとうございました。
春から夏の掛け寝具に迷っていませんか?
肌掛けふとんは、単に「薄い羽毛ふとん」を選べばよいわけではありません。
暑がりか寒がりか、寝室の温度、エアコンの使い方などによって、ちょうどよい中身や厚さは変わります。また、中の羽毛だけでなく、側生地やカバーの重さも掛け心地を左右します。
「冬用では暑いけれど、何も掛けないと少し寒い」
そんな季節の寝具にお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。お一人おひとりの眠り方に合わせて、心地よく使える一枚をご提案いたします。
今日もこの世界に、快眠の楽園を。



