最近、朝晩は少しずつ肌寒さを感じるようになってきました。先日、いつも大変ご愛顧いただいているO様がご来店くださいました。今回のご相談は、ご主人様がお使いになっている羽毛ふとんについて。長年お使いになり、少しヘタリが気になってきたとのことで、新しい羽毛ふとんへの買い替えをご検討されていました。そこで今回おすすめさせていただいたのが、ビラベックの限定羽毛ふとん「シベリアンハンドセレクト」です。この羽毛ふとんの大きな魅力は、中に使われているホワイトグースダウン。実際の羽毛を見ると、大きなダウンボールと、羽枝がしっかり絡み合っている様子がよく分かります。

羽毛ふとんというと「ホワイトグース」「ダウン○%」といった品質表示に目が行きがちですが、それだけで羽毛の良し悪しがすべて分かるわけではありません。同じホワイトグースでも、元となる羽毛の質やダウンボールの大きさ、成熟度、選別などによって違いがあります。シベリアンハンドセレクトの羽毛は、思わず「キング・オブ・ホワイトグース」と呼びたくなるような存在感。O様にも実際に手に取っていただき、「これは全然ちゃうな!」とご納得いただきました。そして、いくら中身の羽毛が良くても、それだけでは軽くて気持ちのいい羽毛ふとんにはなりません。羽毛の良さを活かすためには、それを包む側生地も非常に大切です。今回のシベリアンハンドセレクトには、軽量な平織りのバティスト生地が使われています。

せっかく良質な羽毛を使っていても、側生地が重ければ、その軽さを十分に活かすことができません。軽い側生地を組み合わせることで、羽毛のふくらみや軽さを活かしやすくなります。写真をご覧いただいても、このふっくらとしたボリューム感がお分かりいただけると思います。ふとん工房かわむらでは、羽毛の種類やダウン率だけを見て羽毛ふとんを選ぶことはありません。羽毛そのものの品質はもちろん、どのように洗浄・精製されているのか、どんな側生地を組み合わせているのか、羽毛と生地の相性はどうなのか、実際に掛けたときに重たく感じないか。そういった部分まで含めて、一枚の羽毛ふとんとして考えています。そして今回は、この羽毛ふとんの軽さをできるだけ活かすため、カバーにもこだわっていただきました。おすすめしたのは、同じスイスのシュロスベルグ社の掛けふとんカバーです。

エジプト綿を使用した軽量な生地に、美しいプリント柄。せっかく軽い羽毛ふとんを選んでも、その上から重たいカバーを掛けてしまうと、羽毛ふとん本来の軽さを感じにくくなってしまいます。羽毛、側生地、仕立て、そして最後に合わせるカバーまで。それぞれの組み合わせを考えることで、「軽くて暖かい」という羽毛ふとんの気持ちよさにつながっていきます。羽毛ふとんを探していると、「○○産」「マザーグース○%」「ダウン○%」など、さまざまな表示が目に入ります。もちろん、それらも大切な情報のひとつです。でも、本当に大切なのは数字だけではありません。どんな羽毛が使われているのか、どんな生地で包まれているのか、その羽毛の良さを活かす仕立てになっているのか。実際に見て、触れて、掛け比べてみると分かることがたくさんあります。「今使っている羽毛ふとんが重く感じる」「以前より暖かくなくなってきた」「軽くて暖かい羽毛ふとんに買い替えたい」。そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。今お使いの羽毛ふとんの状態によっては、買い替えだけでなく、リフォームという方法も含めて一緒に考えさせていただきます。O様、このたびもありがとうございました。新しい羽毛ふとんとシュロスベルグのカバーで、この冬も軽く、暖かく、気持ちよくお休みいただければうれしいです。
今日もこの世界に、快眠の楽園を。









