古い敷ふとん、もう使えないと思っていませんか?
「長年使っているから、そろそろ買い替えかな?」
「昔の婚礼ふとんがあるけれど、捨てるのはもったいない」
そんなお悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、長年使ってきた綿のおふとんでも、中わたの状態によっては、打ち直しや仕立て直しで再び使える場合があります。
今回は、そんなおふとんにまつわるお話です。
先代の頃からお付き合いのあるI様
今回ご来店くださったのは、先代の頃から長くお付き合いいただいているI様。
ご自身のご婚礼の際に、当店でご用意いただいた敷ふとんをお持ちくださいました。
長年大切にされてきたおふとんを、今回はシングルサイズのセットに仕立て直すことになりました。
そして、お預かりしたおふとんを確認していると、なんとも懐かしいものが。
タグには、かつての「西ドイツ」を思わせる表示がありました。
ブランドは、ドイツの「イリゼット(IRISETTE)」。
私自身も父から昔の話を聞いていたブランドです。
調べてみると、イリゼットは現在もドイツで展開されているブランドでした。
こうして昔のおふとんに触れると、先代の頃から続くお客様とのご縁や、寝具の歴史を改めて感じます。
中わたを活かして、新しい敷ふとんへ
今回は、お預かりしたおふとんの中わたを確認し、状態に合わせて整えながら仕立て直しました。
側生地には、通気性にも配慮したオーガニックコットンの生地を使用しています。
綿は吸湿性のある天然素材ですが、長く使ううちに押し固まり、ふくらみや寝心地が変化していきます。
中わたの状態を見極め、必要な加工を行い、新しい側生地で仕立てる。
こうすることで、これまで大切に使われてきた綿を活かしながら、もう一度お使いいただける敷ふとんになります。
もちろん、どんな古いおふとんでも必ず再生できるわけではありません。
中わたの傷みや汚れ、素材の状態によっては、打ち直しが難しい場合もあります。
だからこそ、まずは実物を確認することが大切なんです。
思い出のあるおふとん、簡単には捨てられませんよね
ご婚礼のときにご用意されたおふとん。
ご両親が選んでくださったおふとん。
何十年もご家庭で使われてきたおふとん。
単なる寝具ではなく、思い出が詰まった一枚ということもあります。
新しいものに買い替えるのも一つの方法ですが、まだ活かせる綿があるなら、仕立て直すという選択肢もあります。
ふとん工房かわむらでは、綿わたの打ち直しや敷ふとんの仕立て直しについてもご相談を承っております。
「こんなに古いおふとんでも大丈夫?」
「敷ふとんをサイズ変更できる?」
「打ち直す方がいいのか、買い替える方がいいのか分からない」
そんな場合も、どうぞお気軽にご相談ください。
I様、この度もありがとうございました。
先代の頃から変わらずお付き合いいただけること、本当にありがたく思っております。
これからも末永くお使いいただけましたら嬉しいです。
今日もこの世界に、快眠の楽園を。