先日ご来店くださったS様から、綿わたのお布団の打ち直しをご依頼いただきました。
お持ちいただいたのは、ご結婚された時から使われてきた思い入れのあるお布団です。長く使っていると、どうしても綿が硬くなったり、ふくらみが少なくなったりします。でも、思い出のあるお布団だからこそ、「古くなったから捨てる」のではなく、もう一度気持ちよく使えるようにしたい。そんなご相談でした。
せっかく仕立て直すなら、柄もお気に入りのものを
打ち直して新しく仕立てることになりましたが、S様からは「普通の柄ではちょっと……」とのお話が。
そこでおすすめしたのが、“真夏のサンタクロース”こと宮崎さんの作品です。
宮崎さんの生地は、見ているだけでも楽しくなるような可愛らしいデザインが魅力。今回お選びいただいたのは、糸巻きをモチーフにした柄です。

可愛いでしょう😊
昔ながらの綿わた布団も、こんな生地で仕立て直すと印象がガラッと変わります。「これなら、また使いたい」と思える一枚に生まれ変わりました。
綿わた布団は「打ち直し」ができる寝具です
綿わた布団の良いところのひとつが、中の綿を打ち直して、再び仕立て直せることです。
長年使ってぺたんとしてきた綿をほぐし、状態を確認しながら仕立て直すことで、もう一度ふっくらとした布団として使うことができます。
「昔の布団が押し入れに入ったまま」「親から譲ってもらった布団だから捨てにくい」「結婚した時に作った布団なので思い入れがある」。そんなお布団がありましたら、処分してしまう前に一度ご相談ください。
綿わた布団は、お手入れも大切です
綿は吸湿性に優れた天然素材ですが、吸い込んだ湿気をそのままにしておくと、綿が固くなったり、ふくらみが失われたりする原因になります。
そのため、日頃の湿気対策とともに、当店では状態を見ながら3〜5年程度をひとつの目安に打ち直しをご案内しています。
完全にぺたんこになってからではなく、「最近ちょっと硬くなってきたかな」「以前よりふくらみがなくなってきたな」という段階でお手入れしていただくのがおすすめです。
捨てる前に、一度そのお布団を見せてください
今は新しい布団を簡単に買える時代です。でも、長く使ってきた綿わた布団には、新しいものにはない思い出が詰まっていることがあります。
すべてのお布団が打ち直しに向いているとは限りませんので、まずは中綿の状態を確認して、打ち直して使うのが良いのか、別の方法が良いのかを一緒に考えます。
S様、このたびは大切なお布団の仕立て直しをお任せいただき、ありがとうございました。思い出の詰まったお布団が、新しい姿になって、またこれから長く活躍してくれたら嬉しいです😊
今日もこの世界に、快眠の楽園を。


